攻撃面だけでなく、守備面における日本の進化も世界を驚かせた。リベロ福留慧美を中心とするレシーブ陣の位置取りは、相手アタッカーの癖やフォームをリアルタイムで分析したデータに基づき、数センチ単位で修正されていた。
セルビアやイタリアといった時速100キロを超えるスパイクを放つ大砲たちに対し、日本は正面で受けるのではなく、ボールの勢いを殺してセッターへ返す「ソフトブロック&ディグ」を極めた。この守備の連動性は、パワー全盛だった欧州バレーに「守備力こそが最高の攻撃」であることを再認識させるきっかけとなった。