言葉の乱れか、それとも自然な変化か。国立国語研究所や文化庁が定期的に実施している世論調査では、世代間による意識の違いが浮き彫りになっている。若年層ほど「ごようたつ」と読む割合が高く、年配層ほど「ごようたし」を支持する傾向が見られるのだ。
最新の日本語表記ガイドラインでは、公文書や報道機関での取り扱いも柔軟になりつつある。放送現場では視聴者への伝わりやすさを重視し、文脈に応じて両方を許容する運用が定着した。伝統的なニュアンスを強調したい場面では「ごようたし」、口語的な聞きやすさを重んじる場面では「ごようたつ」を選択するなど、メディアの現場でも使い分けの知恵が絞られている。