長年、日本のスマート化を阻んできた最大の障害が「中性線(ニュートラル線)」の不在だった。欧米の住宅とは異なり、日本の一般的な壁スイッチ裏には電源供給用の配線が届いていないケースが多く、有線タイプの導入には大がかりな電気工事が不可欠だったのだ。
しかし、超低消費電力チップの進化と微小な漏れ電流を活用する最新のエネルギーハーベスティング技術により、「配線工事不要」の有線代替モデルがブレイクスルーを果たした。既存のスイッチパネルを外してそのまま付け替えるだけで、築40年の木造住宅でも最新のスマート空間へと早変わりする。この技術的障壁の完全撤去が、日本のリフォーム市場を一気に加速させている。