複数本の歯が崩壊している場合、一般的な保険診療では「1回の診療で1歯ずつ」進めるルールがあるため、治療期間が半年から1年以上に及ぶことも珍しくありません。「仕事が忙しくて毎週通えない」「治療途中の恥ずかしい仮歯の期間を短縮したい」というニーズに対し、治療環境は大きく進化しています。
近年支持を集めているのが、点滴から鎮静薬を投与して半分眠ったようなリラックス状態で治療を行う「静脈内鎮静法」を活用した短期集中治療です。恐怖心や嘔吐反射を完全に遮断した状態で、1回の通院で3〜4時間枠を確保し、複数箇所の根管治療や被せ物の処置、抜歯などを一気に進めることが可能です。
この手法を取り入れることで、通常なら20回以上かかる通院回数をわずか3〜5回程度に圧縮できます。治療中の痛みやドリルの音を記憶に残さず、短期間で口元のコンプレックスを解消したい多忙なビジネスパーソンにとって極めて有効なアプローチとなっています。