アスリートの引き際を語る上で欠かせないのが「数字」です。坂本勇人選手の最新動向および現在の成績を紐解くと、依然としてトップクラスの打撃技術を保持していることが明確に浮かび上がります。
20代の頃のような圧倒的な本塁打数や盗塁数こそ落ち着きを見せているものの、得点圏打率の高さと卓越した選球眼(出塁率)は健在です。追い込まれてからのファウルでの粘り、甘い失投を一振りで仕留めるバットコントロールは円熟味を増しており、クリーンアップや中軸として相手バッテリーに与えるプレッシャーは他球団の脅威であり続けています。
セイバーメトリクスの観点から見ても、打球速度やコンタクト率はリーグ平均を大きく上回る数値をキープしています。単なる「実績あるベテランの優遇」ではなく、純粋な戦力として勝利に直結するパフォーマンスを示している点が、引退説を完全に払拭する最大の根拠です。