2時間サスペンスや刑事ドラマにおいて、視聴者を最後まで惹きつけるのが「一見人当たりが良いけれどどこか影があるおばさん」「愛憎渦巻く事件の真犯人」を演じるベテラン勢です。
サスペンス界のキーパーソンとして名高い山下容莉枝や中島ひろ子は、清楚な良妻賢母から狂気を秘めた犯人役まで変幻自在に演じ分けます。複雑な過去を背負った女性の悲哀を滲ませる演技は、ドラマのクライマックスに重厚なカタルシスをもたらします。
さらに、一癖も二癖もある怪演でドラマファンを唸らせるのが筒井真理子や銀粉蝶です。冷徹な資産家、不気味な姑、秘密を抱えた隣人など、視線ひとつで不穏な空気を生み出す表現力は圧巻の一言。作品のサスペンス度を一気に引き上げる不可欠なピースとなっています。