昭和特撮玩具の王道といえば『ウルトラマン』シリーズですが、熱心な愛好家の間でひときわ熱狂的な視線を集めているのが円谷プロの『ファイヤーマン』関連アイテムです。当時物のソフビがこれほどのプレミア価値を持つに至った最大の理由は、その「圧倒的な現存数の少なさ」にあります。
本放送当時は変身ブームの過渡期であり、裏番組との視聴率競争などの影響から、玩具の生産・流通量はウルトラシリーズと比較して控えめでした。子どもたちに遊び倒されて破損・廃棄された個体も多く、50年以上が経過した現在、良好なコンディションで残っている個体は奇跡に近いと評されています。
さらに、日本の昭和レトロカルチャーが世界的なアートピースとして認知され、アメリカやアジア圏の富裕層コレクターが日本のオークションへ積極的に参入しています。希少価値とグローバル需要が重なった結果、ブルマァク製ファイヤーマンの当時物ソフビは過去最高水準の取引価格を維持しています。