愛知市場において店舗数が大きく波打った背景には、経営母体である株式会社幸楽苑ホールディングスによる抜本的な経営改革がある。トップに立つ新井田昇氏が主導した構造改革は、全社的な採算性の見直しを加速させた。特に中京エリアは、台湾ラーメンや味噌カツに代表される独自の濃密な食文化が存在し、ローカルチェーンや個人店との競争が極めて激しいゾーンだ。
単に安価なラーメンを提供するだけでは、地元の頑固な味覚と多様な選択肢に対抗しきれなかった歴史がある。そのため同社は、過度な店舗拡大から舵を切り、一店あたりの収益性を向上させるスクラップ&ビルドを断行。これが愛知県内での一時的な店舗数減少と、その後の質的再編へと繋がった。