編集部では今回、住宅防犯のプロフェッショナルへ独自取材を実施した。マンション管理士の資格を持つ専門家は、「共有部の防犯性能を高めるには、住人個人の意識改革と管理組合による統一ルールの整備が不可欠」と指摘する。初期設定の暗証番号のまま使い続けているケースや、部屋番号と同じ番号に設定している住人が今なお存在するからだ。
一方、現場の危険を知り尽くした防犯設備士からは、具体的な防犯策が提示された。「ダイヤル錠の番号を定期的に変更することに加え、投函口周辺に監視カメラを設置して抑止力を効かせることが極めて有効だ。また、表札にフルネームを掲示せず、必要最小限の表記にとどめることも個人情報保護の基本となる」と語る。専門家の知恵を取り入れることが、被害を未然に防ぐ最短ルートだ。