出雲大社の霊力を余すところなく享受するには、古来より伝わる「神在月 出雲 参拝ルート」を正しく踏襲することが決定打となります。勢溜(せいだまり)の大鳥居からいきなり境内に入るのではなく、神々と同じ足跡を辿ることが古くからの習わしです。
① 稲佐の浜で「清めの砂」を採取する
まずは神々が上陸する「稲佐の浜 神迎神事」の舞台へ向かい、弁天島(豊玉毘古命を祀る)に参拝します。ここで浜辺の清潔な砂を小さな袋などに採取します。
② 出雲大社 勢溜の鳥居から「祓社(はらえのやしろ)」へ
正門から境内へ入り、下り参道の右手にある祓社で、心身の穢れを祓い清めます。ここを見落として本殿に向かう人が多いため注意が必要です。
③ 拝殿・御本殿へ(二礼四拍手一礼)
出雲大社の正式な作法は一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく、「二礼・四拍手・一礼」です。大国主大神に感謝と祈りを捧げます。
④ 素鵞社(そがのやしろ)で砂を交換する
御本殿の真裏に位置する素鵞社には、大国主大神の親神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られています。床下に置かれた木箱に「稲佐の浜で持参した砂」を納め、代わりに「すでに清められている御砂」を同量持ち帰ります。この御砂は、自宅の敷地や部屋の四隅に撒くことで強力な厄除け・招福の守護となります。
⑤ 御本殿西側の遥拝所から神の正面に祈る
出雲大社の御本殿内部では、大国主大神の神座が正面(南向き)ではなく「西向き」に鎮座しています。そのため、御本殿の西側に設置された遥拝所から参拝することで、大国主大神の正面と直接向き合ってお祈りを届けることができます。
また、参拝者のお目当てとなるのが「出雲大社 御朱印 限定」です。神在祭期間中は特別な印が押印された御朱印や神在祭限定の木札・御守を求めて社頭に長蛇の列ができます。御朱印の受付時間は混雑状況によって前倒し・延長される場合がありますが、午前中の早い時間帯に拝受するのが賢明です。