鼻の形状や高さは、両親や祖父母からの遺伝的要因が約70〜80%を占めるとされています。しかし、「大人になってから鼻の形が変わった」「年齢とともに鼻が横に広がった」と感じるケースも多々あります。その背景には、以下のような後天的な構造変化が存在します。
- 顔面骨(上顎骨)の骨密度低下と骨吸収:加齢に伴い、顔の土台となる上顎骨(骨盤や大腿骨と同様)が少しずつ萎縮します。鼻の開口部(梨状口)が広がることで鼻の土台が沈み込み、鼻尖が下垂して低く見えやすくなります。
- 軟骨の支持力低下と皮膚のたるみ:鼻翼軟骨を支える靭帯組織が緩み、重力によって小鼻が横に広がる現象が生じます。
- 口呼吸や咀嚼の偏りによる筋膜への影響:慢性的な口呼吸や特定の表情癖は、顔面の筋肉バランスを崩し、鼻周囲の形態に悪影響を与えることがあります。