映像を「見る」のではなく「体感する」アトラクション型鑑賞の最高峰が4DXだ。座席の前後左右への稼働に加え、風、水しぶき、香りが劇中のシーンと完全に同期する。ジェームズ・キャメロン監督が創造する未知の世界を描いた『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のような超大作SF映画では、このシステムが威力を存分に発揮する。空を飛ぶ浮遊感や炎の熱気までが五感を刺激し、スクリーン内の出来事が現実に侵食してくる。
SF映画におけるスケール感は、4DXの演出と組み合わさることで何倍にも膨れ上がる。主人公が感じる衝撃や疾走感を身体全体で受け止める体験は、従来の映画鑑賞の概念を軽々と更新してみせる。遊園地のアトラクションとも異なる、物語と融合した体感エンターテインメントがここにある。