クリスマス特番の代役を経て、2018年1月に正式な2代目後任声優として白羽の矢が立ったのが冨永みーなさんでした。当時すでにロールパンナ役としてアンパンマンファミリーの一員であり、鶴ひろみさんともプライベートで深い親交があったことが決め手の一つとなりました。
アンパンマン役の戸田恵子さんや、ばいきんまん役の中尾隆聖さんをはじめとするレギュラー陣は、冨永さんの就任を温かく迎え入れました。しかし、長年愛された初代のイメージを崩さず演じるプレッシャーは想像を絶するものだったと明かされています。
冨永さんは鶴さんが演じてきた過去の膨大なテープを徹底的に研究し、語尾のニュアンスや息遣い、ばいきんまんへの甘え方や怒り方のリズムを徹底的に体に染み込ませて収録に臨みました。単なる物真似ではなく、「鶴さんが大切にしてきたドキンちゃんの愛らしさを未来へ繋ぐ」という強い覚悟が、奇跡の引き継ぎを実現させたのです。