胃粘膜に炎症が起きている慢性胃炎や、胃酸が食道へ逆流する逆流性食道炎を患っている場合、納豆の取り扱いには一層の慎重さが求められます。健康的な胃であれば何の問題もない刺激であっても、粘膜が荒れている状態では納豆が胃炎の悪化を招く恐れがあるためです。
タンパク質を効率的に分解しようとする生体反応により、納豆の摂取は胃酸の分泌を活発に促します。これが納豆による胃酸過多の引き金となり、過剰に分泌された胃酸が炎症部分を直撃して激しい痛みを生じさせます。
特に逆流性食道炎における納豆の評判を調べると、「症状が落ち着いているときは平気だが、発症中は胸焼けがひどくなる」という体験談が目立ちます。下部食道括約筋が緩んでいるタイミングで胃酸が過剰に出ると、強い酸が食道へとせり上がり、喉の違和感や胸の痛みを強めてしまいます。炎症がピークの時期には、納豆の摂取を一時的に控えるか、加熱して油分や薬味を一切加えない工夫が必要です。