Stap細胞のアメリカ特許成立は嘘か?ハーバード大と現在の真相

Stap細胞のアメリカ特許成立は嘘か?ハーバード大と現在の真相

Stap細胞のアメリカ特許成立は嘘か?ハーバード大と現在の真相に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

結論から言えば、「STAP細胞の特許がアメリカで成立した」という噂は誇張と誤解に基づくものです。ネット上では「日本が握りつぶした技術をアメリカが密かに認可した」というストーリーが語られがちですが、特許データベースを確認すると実態は大きく異なります。

騒動の発端となった2014年の英科学誌『Nature』論文に記載されていた「酸刺激を与えるだけで体細胞が多能性(万能性)を獲得する」という骨子のクレーム(特許請求の範囲)は、米国特許庁(USPTO)においても成立していません。特許が認められるためには、発明の新規性や進歩性に加え、第三者が再現できる「実施可能要件」を満たす必要がありますが、世界中の研究機関が再現実験に失敗したため、万能細胞としての登録は不可能でした。

では、なぜ「特許が成立した」という噂が広がったのでしょうか。その原因は、ハーバード大学側の共同研究チームが提出した「分割出願」や「継続出願」の一部が公開されたことを、ネットユーザーが「特許の正式承認」と混同して拡散した点にあります。出願書類の公開と特許の査定成立は全く別物であり、成立したと信じ込まれる典型的な情報歪曲が起きていました。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。