彼女のトークを注意深く聞いてみると、単なる乱暴な言葉遣いではないことに気づかされる。対象をバッサリと切り捨てる毒舌の裏には、対象を深く観察したうえでの「絶妙なリアリティ」が潜んでいるのだ。酒場の喧騒で培われたとも言える人間描写の解像度は極めて高く、視聴者が普段口に出せない「モヤモヤ」を的確に言語化してみせる。
この緻密な言語感覚こそが、過激なキャラクターでありながらお茶の間に受け入れられ続けている最大の理由だろう。暴言に見えて、実は相手の魅力を引き出すパスになっている。その高度なバランス感覚は、一朝一夕で身につくものではない。