なぜこれほどまでに電気代が高騰しているのか。最大の要因は、これまで家計を下支えしてきた政府の激変緩和措置(電気代補助金)が完全に打ち切られたことだ。これにより、1キロワット時あたりの単価が実質的に数円上乗せされる形となり、毎月の請求書にダイレクトに反映されている。
さらに、円安の長期化と地政学的リスクに伴う液化天然ガス(LNG)や石炭の輸入価格高止まりが追い打ちをかける。日本の電力供給は依然として火力発電に大きく依存しているため、世界のエネルギー情勢の歪みが、そのまま一人暮らしのワンルームのエアコン代へと直結しているのだ。