大木ゆきの氏の代表作である『「自分神様」を味方にする方法』や『宇宙におまかせノート』は、読者層に大きな旋風を巻き起こした。「自分の中にこそ神が存在する」というテーマは、他者や外部の絶対的な存在に依存する従来の宗教的価値観とは真逆に位置する。外側の教祖にすがるのではなく、自分自身の感覚を信じるというロジックだ。
『宇宙におまかせノート』などの実践的なワークブックでは、日常の不安を手放し、自分の本心に従って行動する具体的な手法が提示されている。こうしたアプローチは、新興宗教の「組織への依存」とは対極に位置する「個の自立」を目指すものだ。タイトルのインパクトゆえに宗教的だと誤解されがちだが、内容は極めて実践的なメンタルケアに近い。