他人に気を遣う消費から自分を喜ばせる消費へのシフトに伴い、自分チョコのトレンドは過去類を見ない盛り上がりを見せました。2026年におけるご褒美チョコの予算相場は1人あたり4,000円〜5,000円台がボリュームゾーンとなり、熱心なショコラ愛好家の間では1回のお買い物で1万円〜3万円以上を投じる姿も珍しくありませんでした。
特に支持を集めたのは、素材や製法に極限までこだわった高級チョコレートの人気ブランドです。代表格である「ピエール マルコリーニ」「ジャン=ポール・エヴァン」「ル・ショコラ・アラン・デュカス」といった世界的メゾンは、新作アソートを投入するたびに即日完売を記録しました。
原材料費高騰に伴う値上げが相次いだものの、生活者は日々の節約志向を維持しながらも「年に一度の特別なアートピース」として高級ショコラを捉え、一切の妥協を排して最高のひと粒を買い求めるメリハリ消費が鮮明に表れました。