永田町関係者の間で噂されていた「小林グループ」の実態が、ここへ来て急速に具体性を帯び始めている。複数の党関係者からのリーク情報によると、従来の派閥のような資金や人事の分配を目的とした集団ではなく、高度な国益防衛と産業政策を共有する「政策重視型新派閥」の立ち上げが画策されているという。
その核となるテーマこそが経済安全保障だ。旧来の派閥力学が通用しなくなった自由民主党において、政策のベクトルを同じくする議員同士の横断的連携は不可欠となっている。旧派閥の垣根を取り払い、無派閥層や改革派の若手を巻き込む形で、実質的な新グループの形成が進められている。この動きは党内の既存勢力にとっても無視できない脅威となりつつある。