かつて片岡安祐美が社会人野球の舞台で切り拓いたパイオニアとしての精神は、確実に次の世代へと受け継がれている。全日本女子野球連盟による競技普及の取り組みや競技人口の増加に伴い、「女子野球」をめぐる環境はここ数年で激変を遂げた。
競技の認知度が高まるなかで、彼女が果たす役割は極めて大きい。「見られる意識」を強く持ち、プレーの質を高め続ける姿勢が、後進の少女たちにとって最高のロールモデルとなっているのだ。かつての「珍しいスポーツ」から「誰もが憧れる競技」への変貌を、彼女は現場の最前線で力強く牽引している。