2019年の秋、鴈龍は55歳という若さで人知れずこの世を去った。死因は急性心不全。名古屋での一人暮らしのさなか、孤独な最期だったという。発見されるまでに数日を要したそのニュースは、当時の芸能界に大きな衝撃を与えた。
母・中村玉緒は、息子の訃報に接した際、深い悲しみを抱えながらも静かにその運命を受け止めた。長年、遠くから息子を支援し続け、生活費の手配や再起を祈り続けていた玉緒。2026年となった現在、当時の関係者や未公開の手紙から明かされた真実によれば、親子は絶縁状態にあったわけではなく、互いを思い遣るがゆえに適切な距離を保っていたのだという。「あの子は最後まで頑張って生きていた」――母が胸に秘め続けた愛の言葉が、今改めて胸を打つ。