乃木坂46のフロントラインに立ち続ける遠藤さくらですが、その素顔は常に「自信のなさ」と隣り合わせでした。加入当初から「私なんかがセンターでいいのだろうか」と涙を流す姿がドキュメンタリー番組や取材で幾度となく報じられてきた通り、自己主張を好まない極めて内省的な性格として知られています。
だからこそ、彼女が22歳の誕生日に上梓した遠藤さくら写真集可憐の発表は、ファンのみならずエンタメ界全体に鮮烈な驚きを与えました。写真集の発売記念特番やメディア向けの公式インタビューにおいて、彼女は当時の心境を「ずっと殻に閉じこもっていた自分が、20歳を越えて少しずつ変わりたいと思えた。この本には、今までの私と、これからの私の両方が詰まっている」と述懐しています。
この告白が意味するものは極めて大きいと言えます。守られるべき少女から、自らの足で立つ表現者へ。その成長のグラデーションが余すところなくパッケージされている点こそが、単なるビジュアルブックを超えて大衆の感情を揺さぶった根本的な要因です。