彼女が手掛けた一連の不動産資産において、最も世間を驚かせたのがその驚愕すべき総工費だ。京都の邸宅だけでも数十億円、都内の最高級立地に構えた自宅や関連施設を合わせれば、総工費は70億円とも100億円とも囁かれた。この天文学的な資金力を支えたのが、ほかでもない彼女の代名詞である六星占術だ。
1980年代に発刊された関連書籍は累計発行部数1億部を超える金字塔を打ち立て、占い業界の構造そのものを塗り替えた。書籍の印税収入にとどまらず、個人鑑定の費用や関連商品の売上、さらには巧みな資産運用によって資金は膨れ上がっていった。メディアが語らなかった豪邸建築の裏側には、単なる贅沢ではなく「自らの王国を現実の空間として具現化する」という強い執着が存在したのである。