撮影現場やバラエティ番組で見せるふたりの振る舞いには、他の俳優同士にはない独特のリスペクトと気安さが存在します。
松たか子は木村拓哉を「木村くん」と呼び、木村もまた松を「松」と呼んで対等に接します。映画『マスカレード・ホテル』の完成報告会見において、木村は松との共演について「松たか子さんが出演してくれると聞いた瞬間、この作品の説得力が何倍にも跳ね上がると確信した」と深い信頼を口にしました。
また、松たか子もインタビューにおいて「木村さんと現場に立つと、自分がどんな球を投げても必ず正面から受け止めて返してくれるという絶対的な安心感がある」と述懐しています。互いの癖やリアクションを熟知しているからこそ、段取りにとらわれない生きた芝居が成立するのです。