山本Kid徳郁が遺した伝説と真実|死因の胃がんと家族の絆を総括

山本Kid徳郁が遺した伝説と真実|死因の胃がんと家族の絆を総括

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カリスマ性の高さゆえに、インターネット上ではいくつかの誤解や表面的な評価がなされることも少なくありません。その代表的なものが「タトゥーに対する偏見」と「UFC時代の戦績に対する評価」です。

KIDの全身に刻まれたタトゥーは、単なるファッションや威嚇ではありませんでした。自らのアイデンティティである「狂蜂(KRAZY BEE)」のモチーフや、アイヌ民族・ネイティブアメリカンの伝統文様、そして子どもたちの名前や家族への愛が刻まれていました。当時の日本のテレビ地上波中継ではラッシュガードの着用が義務付けられるなど規制もありましたが、彼にとっては「自らの生き様と大切な存在を皮膚に刻み込む神聖なアート」でした。

また、UFCでの通算1勝4敗という戦績だけを見て「世界では通用しなかった」と断じる言説も散見されます。しかしこれは実態を反映していません。KIDがUFCに参戦したのは34歳というベテランの域に入ってからであり、それ以前に負った右膝前十字靭帯断裂というアスリート生命に関わる重傷を抱えた状態でした。対戦相手には、後に絶対王者となるデメトリアス・ジョンソンをはじめとする超一流選手が揃っていました。万全とは程遠い身体でありながら、世界の頂点に怯むことなく挑み続けたその姿勢こそが、国内外のファイターから今なお深いリスペクトを集める理由です。

山崎 陸
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山崎 陸

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