草津温泉への旅で最も警戒しなければならないのが、冬季(例年11月下旬〜4月中旬)の気象・路面状況です。草津温泉街の標高は約1,200mに達し、これは表妙高や日光中禅寺湖とほぼ同水準の冷涼な高地環境です。
渋川伊香保IC付近や吾妻郡中之条町あたりまでは乾いた舗装路であっても、草津町へ登る国道292号に入った途端、激しい降雪やアイスバーン(ブラックアイスバーン含む)に豹変します。群馬県警察および道路管理者による冬道チェーン規制・雪道対策が厳格に実施されており、ノーマルタイヤ(夏用タイヤ)のままでの走行は法令違反となるだけでなく、登坂不能による立ち往生事故を直接引き起こします。
首都圏や高崎・前橋駅周辺で車を借りて向かう場合、レンタカー冬用タイヤ必須の原則を徹底してください。冬季の予約時には必ずスタッドレスタイヤ装着オプションを選択し、4WD(四輪駆動)車を指定するのが極めて安全です。また、万が一の大雪に備えてタイヤチェーンを携行し、解氷スプレーやスノーブラシを車内に常備しておくことが命を守るリスクマネジメントになります。