近年、披露宴のスタイルは多様化を極めている。従来の定番ウェディングソングに縛られず、サブスクリプションサービスや動画プラットフォームを通じて自分たちの好きな楽曲を自由に盛り込むカップルが急増した。
しかし、その自由度の高さが思わぬ裏目に出ている。都内の式場で音響オペレーターを務めるスタッフは、「テンポや雰囲気が良くても、歌詞の意味を全く理解せずに選曲しているケースが非常に多い」と明かす。祝福の宴というフォーマルな場でありながら、個人的な音楽の好みだけを優先した結果、会場全体のグルーヴ感がズタズタに引き裂かれる悲劇が生まれているのだ。