『トミーとマツ』の魅力は、主役コンビを取り巻く警視庁富士見署の個性豊かなレギュラー陣にもありました。
トミーの姉であり、東雲警察署の凄腕交通課巡査・相馬幸子を演じたのが、日本を代表するアクション女優の志穂美悦子です。ジャパンアクションクラブ(JAC)仕込みのキレ味鋭い空手アクションで悪漢をなぎ倒し、弟を叱咤激励する凛々しい姿は視聴者に強烈な印象を残しました。長渕剛との結婚後は芸能活動の第一線を退いたものの、現在はフラワーアーティストとして世界的に活躍し、華展の開催やチャリティ活動など独自の表現活動を展開しています。
富士見署の捜査課長としてトミーとマツに怒声を浴びせつつも温かく見守った相馬課長役の石立鉄男や、第2シリーズで課長を務めた井川比佐志、捜査係長役の林隆三など、昭和の名優たちが脇を固めていました。石立鉄男や林隆三など惜しまれつつ世を去った名優たちも少なくありませんが、彼らが残した人間味あふれる演技は、作品アーカイブの中で不朽の輝きを放ち続けています。