ひとつのIP(知的財産)が半世紀以上にわたってトップランナーであり続ける例は、世界のアニメ史を見渡しても極めて稀です。原作を刊行し続ける小学館、クオリティの高い映像制作を担うシンエイ動画、そして毎週の放送を支えるテレビ朝日。このトライアングルによる強固なメディアミックス体制が、作品の価値を絶えず高めてきました。
日本のアニメーション産業において、本作はまさにビジネスモデルとしても表現手法としても基準点であり続けています。時代ごとに作画技術やデジタル演出を取り入れながらも、子供たちが親しみやすい手触感を失わない映像美。企業間のタッグが長年にわたりブレずにクオリティを維持し続けてきたこと自体が、ひとつの奇跡と言っても過言ではありません。