堀氏の理論の核にあるのは、「人間は本来、長時間の睡眠を必要としていない」という独自のアプローチだ。彼は睡眠不足による眠気の原因を、単なる時間の不足ではなく、体温調節の失敗や食事のタイミング、運動不足、さらには心理的なストレスや思い込みに起因すると分析する。
彼が提唱する「ネイチャースリーパー」育成プログラムでは、二段構えのステップをとる。まず、睡眠に入る直前の脳と身体のコンディションを整え、浅い睡眠でも短時間で疲労を回復させる身体の使い方を訓練する。次に、起きて活動している時間の質を高めることで、日中の眠気そのものを発生させない生活習慣へとシフトさせていくのだ。