「先住猫がFIV陽性だと判明した際、他の猫と隔離すべきか」という問題は、多くの飼い主を悩ませる。しかし、互いに毛をむしり合うような流血の惨事にならない関係性であれば、同じ部屋で同居を続けることは十分可能だ。
環境省「住宅宿泊・動物愛護管理ガイドライン」をはじめとする動物愛護の指針でも、多頭飼育下における適切な飼育密度の維持と、個体ごとのリソース確保の重要性が説かれている。猫の頭数以上のトイレ設置、高さを活かした立体的なキャットタワーの配置などにより、テリトリー争いのストレスを極限まで減らすことが基本だ。
すべての同居猫に対して避妊・去勢手術を徹底すれば、性ホルモンに起因する攻撃性は劇的に収まる。流血を伴う喧嘩さえ発生しなければ、同じ家の中で安全に共生していくことが可能なのだ。