神戸の中心で歴史の激流を辿る!三之宮神社と限定御朱印の全貌

神戸の中心で歴史の激流を辿る!三之宮神社と限定御朱印の全貌

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穏やかな佇まいの裏で、この地は近代日本の命運を分けた歴史的現場でもある。慶応4年(1868年)、備前藩の隊列をフランス水兵が横切ったことから銃撃戦へと発展した「神戸事件」だ。列強諸国が居留地を警備する名目で神戸を軍事占領しかねない国際危機へと急速に発展した。

その責を一身に背負い、境内近くで自刃することとなったのが備前藩士・滝善三郎である。彼の切腹は外国人外交官たちの眼前で厳粛に執り行われ、武士の気魄と覚悟を見せつけたことで開国初期の外交的破綻を食い止めたと伝わる。境内の一角にある記念碑の前に立つと、近代国家の夜明け前に命を散らした先人たちの無念が、冷たい石肌を通して生々しく伝わってくる。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。