父である木暮武彦は、日本のロック音楽史において象徴的なギタリストだ。「シャケ」の愛称で親しまれ、レベッカの初期メンバーとして活動したのち、RED WARRIORSを結成。ダイナミックで骨太なギターサウンドとキャッチーなメロディメイクで一世を風靡した。彼の創り出すサウンドは、時代を超えて今なお多くの音楽ファンを魅了し続けている。
杉咲花が魅せる演技の「リズム感」や、役柄に命を吹き込むダイナミズムは、父から受け継いだロック音楽の感性の現れかもしれない。直接的に同居した期間は長くなかったものの、身体の奥底に流れる表現者としての原動力には、間違いなく父・木暮武彦のアグレッシブなエネルギーが脈打っている。