現在の華々しい活躍からは想像もつかないが、バンドの結成初期は試行錯誤の連続だった。始まりは2013年、常田大希がソロプロジェクトとして立ち上げた「Srv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)」である。
当初はより実験的な電子音楽や現代音楽の色合いが強かったプロジェクトだったが、メンバーの入れ替えを経て、勢喜遊、新井和輝、そして井口理が合流。4人のクリエイティビティが融合したことで、ポップネスとアバンギャルドが奇跡的なバランスで同居する現在のスタイルへと変貌を遂げた。
2017年、「群れを増やし、大衆を巻き込む」という明確な意志を込めてバンド名を「King Gnu」へと改称。既存のミクスチャー・ロックの概念を根底から塗り替える快進撃が、ここからスタートした。