ここまで「そっくり」「ドッペルゲンガー」と世間を賑わせてきた2人ですが、意外なことに映画や連続ドラマにおける本格的な共演歴はほぼゼロに等しいのが実情です。
2019年秋、TBS系のドラマ枠において「奇跡のニアミス」が発生しました。火曜ドラマ枠で福士蒼汰主演の『4分間のマリーゴールド』と、同局の『G線上のあなたと私』に出演した中川大志が、同じ放送局の隣り合うスタジオで収録を行っていたのです。特別番組の合同PRや局内の番宣企画ですれ違った際、ネット上では「ついに同一画面に収まるのか」と大きな期待が寄せられました。
しかし、なぜキャスティング担当者はこの2人を同じドラマのメインキャストとして共演させないのでしょうか。大手テレビ局関係者の証言によると、そこには制作側の高度なキャスティング戦略と配慮が働いています。
「顔立ちやパブリックイメージが近い同系統のイケメン俳優を同じ画面に並べてしまうと、物語の視覚情報が過密になり、視聴者がプロットに集中できなくなるリスクがあります。特にシリアスなサスペンスや恋愛劇では、キャラクターの差別化が命です。あえて被りを避けるのが業界の鉄則でした。しかし現在の2人は、福士さんがクールな知性派や海外アクション、中川さんが泥臭い人間ドラマや狂気を帯びた役柄へと完全に棲み分けを果たしました。今だからこそ『生き別れの兄弟役』や『宿命のライバル役』としての本格共演オファーが水面下で熱烈に検討されています」