かつて娯楽の筆頭であった日本の漫画業界において、「学び」や「金儲け」を正面からテーマに据える手法は異端とされていた。その空気を一変させたのが、講談社の『モーニング』で連載された『ドラゴン桜』だ。落ちこぼれ高校生が東大を目指す本編の爽快感もさることながら、合理的かつ戦術的な受験ノウハウの提示は社会現象となり、TBSテレビでのドラマ化では俳優の阿部寛が魅せた熱演も手伝って爆発的な人気を博した。
勢いは止まらない。株式投資と資産運用を高校生の視点からリアリティ満載に描いた『インベスターZ』は、従来のビジネス漫画や経済漫画の垣根を軽々と飛び越えた。自らの頭で考え、リスクを取って行動することの価値を突きつける作品群は、多くの起業家やビジネスパーソンにとってのバイブルとなっている。