買ったものの「うまく泡立たない」と嘆く人の多くは、実は牛乳の温度管理でつまずいている。きめ細かくクリーミーな泡を生み出す秘訣は、牛乳を60度前後に温めることにある。沸騰させてしまってはタンパク質の構造が壊れ、逆に冷たすぎると空気を含みにくい。レンジで数秒温める、このひと手間が劇的な差を生む。
容器を少し傾け、ヘッドのコイルを液面のすぐ下に滑り込ませる。スイッチを入れると同時に、心地よい渦が生まれる。最初は底深く入れず、空気を巻き込ませるように浅い位置で回し、泡が立ってきたら徐々に底へ沈めて全体を均一に整える。この手順さえ守れば、まるでベルベットのような舌触りのフォームミルクがわずか数十秒で完成する。