都心のビル群の谷間にひっそりと佇む東京・新橋の烏森神社は、古くから江戸の庶民に親しまれ、今では「癌封じ」の祈祷で全国にその名を知られています。鮮やかな色使いの御朱印や、がん封じ専用の「心願色みくじ」などが話題を集め、多忙な合間を縫って参拝するビジネスマンや遠方からの参拝客で連日賑わいます。ここで祈願される病気平癒の祈りは、都会の喧騒の中にありながら深い静寂をもたらしてくれます。
一方、関東の「封じの宮」として厚い信仰を集める埼玉県の行田八幡神社は、城下町の風情を残す地域に佇みます。こちらでは癌封じをはじめ、諸病の封じ祈祷が手厚く執り行われており、遠方からわざわざ足を運ぶ人々が後を絶ちません。社頭に掲げられた数多くの絵馬には、平癒を果たした感謝の言葉や、未来への切実な願いがびっしりと書き込まれています。