日本の国旗を構成する「白地」と「赤丸(日章)」には、それぞれ深い意味と伝統的な精神が宿っています。
まず、中央に描かれた日の丸の赤の意味は、灼熱の太陽そのものであり、生命の源となる「情熱」「活力」「勇気」、そしてすべてを照らし包み込む「博愛」を象徴しています。正式な色彩規定では単なる原色の赤ではなく、深みのある紅色(べにいろ)と指定されています。
一方の白が持つ意味は、「純潔」「神聖」「平和」「誠実」、そして嘘偽りのない「清き心(明き清き誠の心)」を表しています。神道の祭祀でも白木や白装束が多用されるように、白は日本人にとって神聖無垢を意味する特別な色です。
なぜ赤と白の組み合わせが選ばれたのかという理由については、前述の源平合戦の歴史的経緯に加え、日本古来の「ハレとケ(非日常と日常)」の文化において、紅白が「めでたさ」「生命の誕生」「祝い事」を祝う最高の吉祥配色として親しまれてきた文化的背景が深く結びついています。