国が定める学習指導要領において、手書き数字の字形に法的な絶対ルールは定められているのでしょうか。文部科学省の公表資料や見解を確認すると、「数字の形状に関して、特定の1つのフォントのみを唯一の正解として絶対視する規定」は存在しません。
学習指導要領の趣旨は、児童が数量や計算の概念を正しく理解し、他者と円滑にコミュニケーションを取るための基礎学力を養う点にあります。文部科学省側も、文字指導全般に関して「柔軟な評価」を呼びかける通知を適宜発出しており、極端に形式的な減点指導を推奨しているわけではありません。
しかし、各教科書会社(東京書籍、啓林館、教育出版など)が発行する算数教科書では、1年生の導入段階において例外なく「上の部分を開ける2画の4」が手本として掲載されています。指導現場の教員は教科書に準拠して指導を行う義務があるため、教科書の手本から外れた字形に対して指導を入れるという構図が生まれています。