こうした表現の進化をビジネス面で牽引しているのが、クオリティの高い映像美で世界を席巻する株式会社MAPPAや、日本映画界の巨人である東宝株式会社だ。両社が手がける作品群では、キャラクターの持つ泥臭さや攻撃性が伏せられることなく、作品の核心的な魅力として堂々と押し出されている。
現代のグローバルマーケットにおいて、毒舌や人間の醜さを恐れずに描く姿勢は、若年層を中心に高い評価を得ている。世界中のエンターテインメント業界が多様性とリアリティを求めるなか、日本のアニメーション産業が送り出す「一筋縄ではいかない女性たち」は、市場のトレンドを力強く牽引する原動力となっているのだ。