須磨海づり公園で竿を出す際、釣果の8割を左右すると言っても過言ではないのが「釣り座の位置」と「急潮に負けない仕掛け選び」です。広大な釣台は一見どこでも同じように見えますが、海底の基礎部分(ケーソン・支柱)の形状や潮流の当たり方によって、魚が溜まるスポットは厳密に分かれています。
実績の高いポイント選びのセオリー
青物やマダイなどの大型回遊魚を狙うのであれば、最も潮通しが良い釣台の先端・外海側が不動の本命ポイントです。潮がガンガン流れる流心を横切るルートに位置するため、回遊してきた魚が真っ先にコンタクトします。一方、足元でアジやメバル、ガシラ(カサゴ)を狙うファミリー層には、釣台の内側(陸寄り・潮裏)が適しています。流れが適度に遮られ、子どもでも仕掛けが流されずに底を取りやすいため、トラブルなく安定した釣果を望めます。
爆釣を生むおすすめ仕掛けの真相
現場取材で見えてきた最大の盲点は、一般的な防波堤感覚で仕掛けを持ち込むと「まったく釣りにならない」という事実です。須磨沖は川のように潮が流れる時間帯があります。これに対応するための具体策は以下の通りです。
サビキ釣りの場合:一般的なサビキカゴ(オモリ5〜8号)では軽すぎて真横に流され、隣の釣り人とオマツリ(糸が絡むこと)を頻発させます。須磨海づり公園では、オモリ負荷15号〜25号対応の重めのドンブリカゴ、または胴突きサビキの下に六角オモリ20号前後をぶら下げるセッティングが標準です。仕掛けの針も小型アジ専科の4〜5号だけでなく、不意の中型アジやサバの引きに耐えられる6〜7号ハリス1.5号以上の強靭なものを推奨します。
青物・のませ釣りの場合:エレベーター仕掛け、あるいは中通しオモリ20号以上を使用した一本針のぶっこみ仕掛けが実績十分です。生きたアジを弱らせずに激流の底〜中層へ送り届けるため、ハリスはフロロカーボン6号〜8号をチョイス。メタルジグを使用するルアーマンは、潮流に負けずにボトム(海底)を取るため40g〜60gを軸とした細身のタングステンジグを用意するのが現場での常識となっています。