かつて熊本の夜と言えば「通町筋(下通・上通)」が一強であったが、近年の都市再開発に伴い、その勢力図は大きく広がりを見せている。特にJR熊本駅周辺(アミュプラザ熊本周辺)や新市街エリアには、スタイリッシュな横丁スタイルの施設や屋台村が次々とオープンし、夜の回遊性が劇的に向上した。
1軒目はおしゃれなクラフトビール店で乾杯し、2軒目で本格的な馬刺しと焼酎を堪能、3軒目には地元の締め文化である「熊本ラーメン」や「赤みそ仕立ての汁物」で締めくくる――そんなハシゴ酒のルートが、コンパクトな街のサイズ感と見事にかみ合っている。徒歩圏内に多様なジャンルの名店が凝縮されている点も、訪問者を惹きつけてやまない理由だ。