むらさきやの代名詞とも言えるのが「むらさきや水羊羹」です。一般的な水羊羹が寒天でしっかり固められているのに対し、同店の水羊羹は「液体が固体を保てる極限」を見極めて作られています。口に含んだ瞬間にさらりと溶け、喉を滑り落ちていく感覚は、まさに飲む餡とも評される体験です。
通年で製造されているものの、夏季の需要集中は凄まじく、店頭販売分は早朝から争奪戦となります。また、水羊羹と並んで外せないのが「むらさきや生菓子」です。きんとん、練り切り、薯蕷饅頭、羽二重など、二十四節気に合わせた意匠が店頭を飾ります。どれも職人の掌のぬくもりと計算された水分量が同居しており、お茶席での主菓子として絶大な信頼を集めています。
メニューと価格の目安(むらさきやメニュー値段)
店頭では季節ごとの生菓子が常時5〜6種類ほど並びます。単品購入はもちろん、化粧箱入りの詰め合わせ(4個入、6個入、8個入など)の注文が可能です。水羊羹は棹単位での販売となり、ハーフサイズやカットされた個包装タイプが用意される場合もあります。価格帯は原材料の改定に伴い微小な変動があるものの、生菓子1個あたり約350円〜450円、水羊羹は1棹約2,500円〜3,000円が目安です。