学園ドラマの魅力を支えたのは、主人公を囲む魅力的な共演者たちだ。英語教師として作品に気品と華やかさを与えたマドンナ役の島田陽子。彼女の透明感あふれる佇まいは、荒削りな男子校の雰囲気に絶妙なアクセントを加えた。沖田先生との淡い信頼関係は、視聴者を甘酸っぱい気持ちにさせたものである。
一方で、学校側の対立構造やリアリティを支えたのが、教頭役を演じた穂積隆信をはじめとする実力派の脇役陣だ。規律を重んじる教頭と、情熱だけで突き進む若き教師の衝突。穂積の見事な演技によって、物語には深い人間模様が生まれた。彼らベテランと若手の化学反応こそが、作品の強度を高めた要因である。