都内には「うさぎや」という屋号を持つ店舗が上野のほかに日本橋と阿佐ヶ谷に存在します。これらは単なる支店やチェーン店ではなく、初代・谷口喜作氏の子息たちがそれぞれ独立して立ち上げた歴史的な暖簾分け(のれんわけ)店舗です。それぞれの店舗は現在、独立した別会社として運営されており、味わいや方針にも独自の進化が見られます。
【3つの「うさぎや」の個性と特徴比較】
- 上野 うさぎや(本店・発祥):初代の味を最も色濃く受け継ぐ総本山。しっとり吸い付くようなハチミツ生地と、水分量豊かなジューシーな粒餡が特徴。
- 日本橋 うさぎや:ビジネス街に位置し、贈答用需要に応える端正な仕上がり。生地はややしっかりとした弾力があり、餡は甘みとコクが引き立つ濃厚なバランス。どら焼きが個包装ごとにパックされています。
- 阿佐ヶ谷 うさぎや:地元密着の温かみある店舗。皮は香ばしさが際立ち、ふっくらとした厚みがあります。地元杉並で長年愛される、親しみやすい素朴な美味しさが魅力です。
いずれの店舗も高い技術と伝統を誇りますが、「うさぎやの原点にして最高峰」を体感したいのであれば、まずは上野本店を訪れるのが間違いのない選択です。