商業施設としての歴史に幕を閉じようとしていたまさにそのタイミングで、千歳市に未曾有の地殻変動が起きた。国策プロジェクトである次世代半導体メーカー「ラピダス」の進出決定である。数兆円規模の投資が呼び込まれ、千歳市内および周辺自治体の不動産市場は一変した。
新千歳空港に近く、南千歳駅に直結し、なおかつこれほど広大なまとまった用地は北海道内どこを探しても存在しない。商業施設としての役目を終えたレラの敷地は、一転して「最も価値のある開発用地」へと評価が一変したのだ。かつてショッピングを楽しむ人々で賑わった空間は、いまや最先端産業と物流を支える戦略的拠点へとその姿を変えようとしている。