国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の園長先生役で親しまれた納谷六朗、そして『ルパン三世』の銭形警部役で知られる納谷悟朗。納谷家の名が刻まれた作品は、日本のポップカルチャーそのものと言っても過言ではない。
お茶の間に親しまれたこれらの名作の裏には、表現者たちの並々ならぬ執念と、それを支えた家族・スタッフの存在があった。納谷美絵子もまた、そうしたレジェンドたちの生き様を間近で見守り、現場の熱量を共有してきた一人である。
作品が時代を超えて愛され続ける理由。それは、画面の向こう側にいた人々が注いだ情熱の深さに他ならない。過去のアーカイブが再評価される今、彼女たちの果たしてきた役割の大きさが改めて浮き彫りになっている。