選抜入りを果たし、次世代を担う存在として期待が高まっていた矢先、歯車が大きく狂い始めます。2013年夏、週刊誌『週刊文春』によって、当時NEWSのメンバーであった手越祐也との泥酔キス写真が大々的にスクープされました。
AKB48グループにおいて「恋愛禁止ルール」は絶対的な不文律とされていた時代です。報道直後からインターネット掲示板やSNSでは激しいバッシングが巻き起こり、握手会や劇場公演の現場でもファンコミュニティに激震が走りました。報道後、シングル選抜から外れるなど事実上のペナルティを受け、本人が置かれた環境は急速に悪化していきました。
本人が後のインタビューや自著で語った回想によると、当時の精神的プレッシャーは想像を絶するものであり、「自分の居場所がグループ内にもう残されていない」という極限状態に追い込まれていたと明かしています。結果として2014年3月に劇場公演でグループからの卒業を発表し、同年4月をもってSKE48としての活動を終了。形式上は「卒業」という発表でしたが、実質的にはスキャンダルを起因とする事実上の脱退であったと見るのが業界関係者の一致した見方です。